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トレジャーハント フランスの曙

2013/05/11 02:01:56 | トレジャーハント | コメント:0件







トレジャーハントの紹介、第12回は「フランスの曙」

曙はハワイだろ?というベタな話は置いといて・・・。



今回のレリックは2つです。

「ガリアの英雄」

クエスト名は「ガリアの英雄の兜」となっています。




必要スキルは、探索15 考古学17 ラテン語 と、かなり高難度となっています。 

発見場所は、カレー南の南西方向にある大きな木。







アイテムの「ウェルキンゲトリクスの兜」は、防御力25 統率+2 戦術+1 応用剣術+1というもの。

うーむ・・・微妙w



「ガリアの英雄」は、ガリア人と、共和制ローマ間で行われた、ガリア戦争のお話です。

共和制ローマの末期、ローマと争いし者でも触れましたが、

スパルタクスに勝利したクラッスス、それを上手く立ち回ったポンペイウス、

民衆から絶大な人気のあるカエサルの、3人からなる微妙なバランスの三頭政治。

執政官の任期を終えたカエサルは、ガリア人とのガリア戦争を開始します。

このとき、ガリア人を率いて戦ったのがウェルキンゲトリクスです。

ウェルキンゲトリクスは、ゲリラ戦により共和制ローマを苦しめ、

最終的には8年に渡る苦しい戦争の末、共和制ローマが勝利します。

それにより、ガリアはローマの支配を受けることとなり、

カエサルは莫大な富とともに、権威を高めることに成功します。

そして、クラッススの戦死により三頭政治は崩壊し、ローマ内戦が勃発、帝政ローマへと移行していきます。

このガリア人たちが、後のフランク王国、そしてフランスと繋がっていくとされています。



しかし、フランス黎明期?の人物として持ってきていますが、

「ローマと争いし者」でテウタを出すぐらいなら、ウェルキンゲトリクスのほうが、

当てはまるようににも思うんですけどね・・・。







「カール・マルテル」

クエスト名は「カール・マルテルの戦鎚」となっています。




必要スキルは、探索9 考古学11 フランス語。

ナント郊外から、西方向(右の壁沿いを南下)に進んで、奥地へ。

発見場所は、奥地のカルナックの、北西の隅にある巨大枯れ木です。







アイテムの「カール・マルテルの戦鎚」は、攻撃力65統率+2応用剣術+1というもの。

これまた微妙ですなw



イベリア半島にあった西ゴート王国が、イスラム勢力によって滅亡し、

イスラム勢力はその威を持って北上し、ピレネー山脈を越えてフランク王国に侵入します。

これを食い止めた戦いが、トゥール・ポワティエ間の戦いと呼ばれます。

フランク王国の宮宰であったカール・マルテルは、

イスラム勢力の騎馬部隊に対し、重歩兵を中心に陣を硬くしこれに対処。

突撃を繰り返すイスラム騎兵部隊を、防戦で辛くも退け、イスラム勢力の北上は阻まれました。



この戦いは、フランク王国に大きな変化をもたらします。

それは、「鐙(あぶみ)」。

イスラム勢力の騎兵部隊は鐙を使っており、騎乗の兵は自由に剣を振るえたわけですが、

ヨーロッパにはまだ鐙が伝わっておらず、この差がイスラム勢力の騎兵部隊の強さとなっていました。

この戦いの後、マルテルは鐙を取り入れ、騎兵部隊に装備させます。

鐙は、騎兵の攻撃力を飛躍的に増加させることから、騎兵部隊の強さが向上します。

それによって騎士の重要度が高くなっていきます。

そしてマルテルは、土地を騎士に与え、騎士との間に強い主従関係を作り上げます。

これは封建制度とよばれ、これがフランク王国の制度として広がっていきます。



こうして、イスラム勢力の侵入から鐙を得て、そこから戦い方が根本から変わり、

フランク王国の重要な制度である封建制度で、国を強固なものとしていく礎ができあがりました。
 
 

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