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ジャンボタニシの被害と、もう稲が実り始めています

2020/07/17 21:00:00 | 三重県中南勢(その他) | コメント:6件

先日書いた、稲の花のとジャンボタニシの話を、見に来られる方が多いようですので、

ジャンボタニシの被害の写真を撮ってきました。

ただし、ひと様の田んぼなので、なるべく背景が写らないように配慮しています。



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こちらが、ジャンボタニシの被害を受けていると思われる田んぼです。

田植えが終わってすぐの段階、まだ水面より苗が少し出ている程度の段階で、

ジャンボタニシに食べられてしまっているようで、その部分の稲がありません。

場所によっては、田んぼの1枚、ほぼ全滅と言ってよいほどの田んぼもあります。

この写真の田んぼの被害は、1割程度でしょうか。



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同じ田んぼを別の角度からです。

完全に食べられているだけでなく、弱って細くなっている稲もあることがわかります。



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そこをズームしてみると、蛍光ピンクの塊が、稲に付いていることがわかりますよね。

これが、ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の卵です。



IMG_8201.jpg

他にもたくさん産卵されています。



IMG_8194_202007162221342a5.jpg

用水路の壁にも産卵されています。

とても色も形も気持ち悪いですよね・・・。



これ、前回も書きましたが、神経毒があるので、触ってはいけません。

ただし、このまま放置すると、次の世代のジャンボタニシが産まれてしまうので、

これは農家の方が、駆除すると思われます。

孵化には酸素を要するため、水中では孵化できないそうです。

なので、卵をこそぎ落とし、水中に沈めると、駆除できるのだとか。



このジャンボタニシですが、田んぼの除草手段として、利用しようとする向きもあるそうで、

背が高くなって硬くなった稲は食害せず、生えてきた雑草を食べることから、

その性質を利用しているのだとか。

そのような管理をしている農家は可能でしょうが、周りの田んぼは大丈夫なんでしょうかねぇ。

駆除には、スッポンや、カルガモが良いらしいですね。







IMG_8207.jpg

こちら、7月16日に撮影した、別の地域の田んぼです。

もう稲が実り始めて、一部では穂が垂れてきています。



IMG_8203_20200716222137481.jpg

稲の種類にもよりますが、ほんとうに生育が早いですね。

あと1ヶ月でお盆ですからねぇ。(はやっ!)

お盆前には稲刈りが始まるところもありますから、この状況で問題ないのでしょう。

しかしどうも、秋の風物詩である稲刈りが、盛夏の頃というのも、変な感じがしますねぇ。






僕は、田んぼのことはほぼ素人なので、聞きかじったことで書いているため、

間違ったことを書いていたら許してください。


コメント

2020/07/18(土) 06:18:19 | URL | ほしみ #-
松阪市や明和町では被害が大きいようですね。

今年は日照不足で「イモチ病」が出ないか心配です。
去年も刈り取り時期の台風と長雨で稲が倒れてしまって、半分以上収穫できずに捨ててしまったので・・・

2020/07/18(土) 19:56:15 | URL | poe2har #-
ピ、ピンクの卵ですか!
それはちょっと不気味ですね!

2020/07/18(土) 22:49:06 | URL | 今から #-
きれいな田んぼですね^^。
田んぼを乱すジャンボタニシが憎たらしいですね!
何かの目的で日本に持ち込まれたのでしょうが・・。

在来種を応援したい気持ちがありますが
状況はあまり良くないのかも知れませんね。

ほしみ さん

2020/07/18(土) 23:47:48 | URL | 大暗黒天. #-
明和町でも被害大きいのですね。
ほんと根こそぎ食べられてしまいますから、被害額も相当でしょうねぇ。

イモチ病も心配でしょう。
これだけ日照不足ですからねぇ。

poe2har さん

2020/07/18(土) 23:48:50 | URL | 大暗黒天. #-
気持ち悪いうえに、毒もあって、卵の天敵もいないんですよ。

今から さん

2020/07/18(土) 23:55:31 | URL | 大暗黒天. #-
外来種なので、傍若無人に振る舞って増え続けているようです。
現在西日本に集中していますが、いつ東日本に広まってもおかしくありません。
在来種自体も、かなり数を減らしていますね。

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