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お盆やお彼岸のお供え菓子 落雁を食べてみました

2020/09/10 21:00:00 | お菓子 | コメント:2件

お盆やお彼岸のお供えに、花などの形をしたお菓子がありますよね。

あれは落雁という打菓子です。

和菓子屋さんであれば、高級な材料を使った落雁がありますが、

お供えの落雁は、ごく普通の材料を使ったものです。

僕は子供の頃から、お供えの落雁が好きでした。



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お盆のお供えになっていた落雁を、実家から貰ってきました。



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裏面です。

パッケージは、ラップ一枚です。

落雁って、品質低下あまりしないんでしょうね。

乾燥剤すら入っていませんから。



IMG_8754.jpg

形にはめて打って作ることから、打菓子(うちがし)と呼ばれます。



IMG_8756.jpg

半分に割ってみました。

今回の商品には、餡子は入っていませんが、

硬く水分を飛ばした餡子が入っているものもあります。



高級な落雁は、本葛などを使った高級品。

それに対し、お供えの落雁は、砂糖をでんぷんで固めたものなので、

砂糖の味と、ちょっとでんぷんの香りしかしないのですが、

これが素朴な味で、昔から好きなんです。

1日に1個の半分ぐらいしか食べないので、いつまでもなくならずに残っているんですけどね。



僕はこうやって、時間をかけて食べますが、

実はこれ、お料理に使えるんです。

母親に聞いたことがあるのですが、お盆のお供えは、お彼岸まで取っておき、

お彼岸の「おはぎ」の砂糖の足しに使っちゃうみたいです。

あずきを煮て、砂糖を加える際に、砕いたお供えの落雁を溶かして再利用。

昔はこのように使っていたのだとか。

まあ、今はおはぎは買ってくるもので、あずきを煮ることもないですけどね。



これも母親情報なのですが、

このお供えの落雁は、「汐味」「塩味」など(しおみ)と、そんなふうに呼ぶ地域もあるそうです。

砂糖のお菓子なのに「塩味」とか、砂糖が自由に使えない時代は、

「砂糖を使ったお菓子ではない、塩味なんだ、贅沢ではない」などと

ごまかしていたのでしょうか。



結婚式の引き出物なんかでも、鯛の形の落雁があったりします。

これも大好きで、少しずつ食べた思い出があります。

けれど最近は、引き出物の鯛の形の落雁とか、ほとんど見ないですよね。


コメント

落雁!

2020/09/13(日) 16:46:39 | URL | おでん #-
こんばんは。

落雁、年に一回食べるか食べないかの和菓子です。
誰かにもらわないと食べないレベルかなと思います。
たまに食べたくなりますけど、絶対余るのでためらっています。

コレ食べると、口中の水分が
全部持っていかれますよね~。
お茶などの水分必須ですよね!

おでん さん

2020/09/13(日) 23:39:32 | URL | 大暗黒天. #-
そうそう!口の中の水分が全部吸われちゃうんですよ!
しぶい緑茶と一緒に食べるのがいいですよね^^

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