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映画・護られなかった者たちへ を観てきました

2021/10/10 21:00:00 | 映画・アニメ | コメント:6件

今日は、映画「護られなかった者たちへ」 を観てきました

いろいろな場所で紹介されていて、映画観に行こうかどうか迷っていた本作。

タレント活動、声優活動をされながら、FC2ブログでブログを書いていて、

僕のブログにも何度もコメントをいただいている水津浩志さんが、ご自身のブログで、

こちらの映画の試写会のMCを務められたことと、映画の宣伝もされていたので、

これはと、観に行くことを決めました。

※水津浩志さんは、読売テレビのMONOモノ倶楽部等でご活躍されています。
 ⇒水津浩志のブログSwitch-on!&off!



さてさて本題です。

『護られなかった者たちへ』(まもられなかったものたちへ)は、中山七里の長編推理小説。NHK出版より2018年1月25日に発売された。
東日本大震災後の復興が進む仙台で発生した連続殺人事件を巡り、日本の生活保護制度の欠陥に迫る社会派ミステリ。


とのこと。(Wikipediaより)

IMG_2897.jpg

原作のあらすじは(Wikipediaより)

東日本大震災から4年後、仙台市内のアパートで、両手を拘束されたうえ四肢や口をガムテープで塞がれ、餓死した状態の遺体が発見された。被害者の名は三雲忠勝。福祉保健事務所の人間だということがわかり、金銭に手がつけられていなかったことから怨恨の線で捜査が始められたが、身辺を洗っても、職場でも家庭でも三雲のことを悪く言う者は誰もいなかった。しかしそれから4日後、今度は宮城県議会議員の城之内猛留が公園近くの森の中にある農機具小屋の中で遺体で発見される。遺体の状態は記者クラブにも流していない共通項が多く、十中八九同一人物によるものだと判断された。城之内にも公私ともに悪い噂すら見つからなかったため、犯人は善人や人格者に照準を定めていると考えた捜査本部は、前科者や精神科に通院歴がある者からあたるよう指示するが、宮城県捜査一課所属の笘篠誠一郎は2人に必ず何か共通点があるはずだと考える。そして城之内が議員になる前は厚労省の公務員であり、三雲と城之内が塩釜福祉事務所で2年間、同じ時期に職員として働いていたことをつきとめる。

というものですが、これ以降、映画版とはいろいろ内容が変わっているので割愛します。

(これだけでも、時代設定は東日本大震災から9年後に変更されている等、違いがあります)



こちらの映画、笑える部分や、ほっとする部分がまったくない、

非常にシリアスに纏められた一作となっています。

原作を知らないので、Wikipediaを読んだ感じだと、

原作より、震災被害者へのスポットが非常に強くなっていて、

主要登場人物のほとんどが、何らかのかたちで震災被害者の家族となっています。

それが大きな背骨となっていて、そこに、それを取り巻く生活保護行政のありかたが絡み、

事件へと発展していきます。

大きく改変されているようにも感じますが、映画のみを観たところ、

非常にストーリーはきれいに整理されていて、観やすくなっていると感じました。

しかし、少し説明が過ぎる部分があり、視聴者の想像力をスポイルしている部分も感じました。

150分という長丁場な映画ですが、もう少し短くしても良かったんじゃないかな?



ストーリーもとても良いですが、やはりこの作品、役者さんの力量が光ります。

主役の佐藤健さんの成長には目を見張るものがあり、存在感ある俳優さんになってきましたね。

この作品の利根泰久は、ハマり役だったのではないでしょうか。

そして、もう一人の主役、刑事・笘篠誠一郎の役だった、阿部寛さん。

もう、コメディもシリアスも、何でもこなせる俳優さんで、

名脇役だった時代から、もう主役としても無くてはならない人になってきましたね。

何度も挿入される、震災直後のシーンでの、血走った眼や、憔悴しきった顔など、

化粧などではなく、鬼気迫る演技が印象的でした。

そして、とてもよく頑張っていたと感じたのが、ヒロイン円山幹子役の清原果耶さん。

現在、NHK連続テレビ小説の「おかえりモネ」で主役をやっています。

こちらのほうが先に撮っているのかな?

かなり若いのに、将来性抜群の、すばらしい女優さんですねぇ。

僕としては、この作品の純主役だと思っているのが、遠島けい役の倍賞美津子さん。

倍賞さんの出ているシーンでは、佐藤健さんも清原果耶さんを、とても魅力的に引き立てていました。

生活に困窮する、震災被害者のおばあちゃん役ですが、倍賞さんは今でもめっちゃ綺麗な方ですからね!



150分という長丁場で、シリアス一本の映画ではありますが、

骨太でしっかりしたストーリーで、たいへん見応えがありました。

とてもオススメできる1本です!

けど、「魂が、泣く。」というキャッチコピーが付いていますが、泣ける映画ではないかな・・・。







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コメント

2021/10/11(月) 06:55:24 | URL | 水津 浩志 #-
僕のブログの宣伝までして頂いてありがとうございます!
このタイトルの意味は、
映画を見終わると伝わってきますよね

佐藤さんの表情の変化に
気持ちの移り変わりが現れた気がしました😊

水津 浩志 さん

2021/10/11(月) 21:25:13 | URL | 大暗黒天. #-
良い映画を紹介してもらってありがとうございます。

最後の大堤防を越えた海でのシーンで、なるほど!とタイトルの意味など、いろいろ繋がりますよねぇ。

2021/10/11(月) 23:12:55 | URL | 今から #-
先日、テレビで宣伝しているのを見ました。
興味があるのですが、映画館に出向くのはあまりしないので、
私は原作から読んでみようかな・・。

原作とドラマで、雰囲気とか表現とかの違いを見るのも面白いかもしれませんよね。

今から さん

2021/10/12(火) 20:21:20 | URL | 大暗黒天. #-
後の映像作品の出来が良い場合、原作と見比べるのは楽しいですよね。
逆に、後の映像作品が、あまりに原作をないがしろにしていると、原作好きだと腹が立ちますけどね・・・。

2021/10/17(日) 22:28:23 | URL | 今から #-
原作、昨日買ってきました。
ちょっと読みかけですが、初めから物々しい雰囲気なんですね><。

今から さん

2021/10/18(月) 22:22:43 | URL | 大暗黒天. #-
おおっ!原作から入ったんですねぇ^^
なかなか重いテーマですから、頑張って読んでください。
またブログ記事にしてくださいね^^

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