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明日は立春 暦の上ではもう春です

2022/02/03 21:00:00 | ふつうの日記 | コメント:4件

明日、2月4日は立春

立春は、二十四節気のひとつで、

暦の上ではこの日から立夏の前日までが春となります。



一年の計は元旦にあり」という言葉がありますが、

中国の明代の「月令広義」には、「一日の計は晨にあり、一年の計は春にあり

とあり、こちらが語源とされています。

この晨(あした)にありは、朝のことをいうのですが、

春にありの「春」は、立春のことをいうという説があります。

これらが元になって、立春≒正月、晨=朝から、

一年の計は元旦(元日の朝)にあり」と、伝わって行ったのではないでしょうか。

一部の禅宗のお寺では、立春の早朝に「立春大吉」の札を貼りだしますし、

そちらも関りがあるのかもしれませんね。



僕は、暦の話が大好きで、よくブログにも書いていますが、

今回は、二十四節気の立春について、ちょっと書いていきます。



一年で一番昼の長い日が夏至、短い日が冬至。

これは、大昔の人々にとって観測しやすく、

また、太陽の運行として非常に重要なものだったと推察できますよね。

そして、この期間の半分の日を、春分と秋分としました。

この4つの日を元にして、1年を24で割ったのが、二十四節気です。

そして、冬至と春分の半分の日を、立春としています。



二十四節気は旧暦にあると、勘違いをしている人がいますが、これは間違い。

旧暦は、太陰暦で、月の運行を元に考えられていますが、

新暦は、太陽暦で、太陽の運行を元に考えられていて、

二十四節気は、太陽の運行を元に考えられているため、太陽暦に近いものとなっています。



なので、立春は旧正月と、イコールではありません。

正月節(旧暦12月後半から1月前半)の間に立春が入るため、

たまたま同じ日になることもあるのでしょうが、考え方が違いますからね。






上に書いた、「一年の計は春にあり」の「計」は、

計画という意味もありますが、まとめという意味もあります。

立春の朝に行ったことは、一年の総まとめになると考えて、

午前中は、清く正しく、模範になる生活をしてみるのも、よいかもしれませんね。




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コメント

2022/02/04(金) 05:43:17 | URL | 水津 浩志 #-
なるほど〜。とても勉強になりました😊

2022/02/04(金) 06:45:06 | URL | sarukitikun #-
台湾に駐在していたので今ぐらいが正月という認識がまだあったりします(^u^)

水津 浩志 さん

2022/02/05(土) 07:23:50 | URL | 大暗黒天. #-
お役に立てれば嬉しいです^^

猿吉さん

2022/02/05(土) 07:24:43 | URL | 大暗黒天. #-
台湾の旧正月って、幻想的で楽しそうで、とても魅力的です。
一度行ってみたいなぁ・・・。

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