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ロース肉の燻製~奇跡の1個の再現

2015/01/29 21:58:37 | 燻製 | コメント:0件

先週書いた、奇跡の1個のロース肉の燻製を再現するため、研究に勤しんでおりましたが、

一応納得できるものができました。

やはり思ったとおり、ボイルの温度に問題があったようです。



うちのガスコンロは、口が3つあるタイプなんですが、

いつも、あまりに気にせずに、一番火力の強いところでボイルしていました。

今回は、一番弱いところでボイルして、またボイル時間も短くしてみました。

やってみて判ったのは、対流がまったく違いますし、周りの温度すら違いますから、

ここまでの違いがあるのかと、びっくりしました。

まあ、温度の違いまでは計っていませんけど、片や「煮る」という感じですが、

今回のは「熱めのお風呂に漬けている」という感じ。

これでいけるのか?と、かなり心配になりましたが、まあ食べられないものではないと考え、

実験を続けました。



そして、出来上がったのが、下の写真。










左側の皿が、ボイル時間を90分にしたもの。右側の皿が120分のもの。

見た目に違いはほとんどありません。

いつもより、脂がぶりぶりに乗っていて、すごく美味しそうです。



そして、冷蔵庫で3日熟成させたものがこちら。




ボイル時間90分のものです。

食感は、市販のハムに近くなりました。かなり柔らかいです。

脂の部分は「どぅるっどぅる」で、そこもまた美味しい!

これは大成功といえるでしょう。

ボイル時間120分のほうも、同じような見た目なのですが、少しパサつきが出ました。

なので、今後はボイル時間は90分にします。

ともかく、奇跡の1個の再現は成功しました!



しかし、これでも、まだまだ改善点があります。

少々味が濃すぎました。

ボイルすることで、塩気が抜けるので、ほとんど塩抜きはしていなかったのですが、

温度をぐっと下げたことと、ボイル時間を短くしたことで、あまり塩が抜けなかったんですよね。

次回は、この塩抜きに気をつけてみます。



そしてもう一つ。

この燻製を炒めてみると、食感は元通り、パサパサ豚肉になってしまうんです。

脂が外に出ちゃうと、元の木阿弥…。

ということは、肉質が変化していないということかな?

ハムじゃないので、当たり前ではあるのですが、気になりだすとどんどん気になります。

なので、一歩踏み込むために、また研究を重ねたいと思っています。



今まで、調味液に24時間漬けたものを、ほとんど塩抜きせずに120分ボイルしていたのですが、

もっとしっかりとベーコン並みに1週間ほど漬け込んで、やわらかい塩漬け肉にした後、

しっかりと塩抜きしてからボイルする…という行程だとどうなるかなぁ?

ここまですると、お手軽にできる範疇を越えてしまうのですが、これはいちど試してみたいんですよね。



また冷蔵庫を占拠すると、嫁さんに叱られるわけですが、

美味しいものを食べるためには仕方ないのだ!

そのうちやるよ! ゆるせ妻よw

    
    
    

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